はやとの風用キハ140-2066模型製作記
ふとしたきっかけで、JR九州鹿児島支社の看板観光特急『はやとの風』の車両のNゲージ模型をつくることになりました。
2006年夏現在、はやとの風用の車両は予備を含め3両ありますが、とりあえず1両で完結できる両運転台のキハ140-2066を作ってみることにしました。
『Nゲージ』とは、日本の鉄道模型の中ではもっともスタンダードな規格で、線路の幅が9mmというところから、9=nineの頭文字をとってNゲージと呼ばれます。

標準的な大きさの車両でだいたいCD1枚の直径より少し大きいくらいです。
自分はもともと軍事車両やガンプラは好きでプラモをちまちま作ってはいましたが、Nゲージに関しては、気が向いたら完成品を買ってはみるけど特に走行させることに興味もなく棚に放置状態でした。ましてタネ車の模型を切り刻んでの改造による新車作成は初めての経験でどうなることかと思いましたが。
改造で切り刻まれる運命となるタネ車は KATOのキハ40 2000番台。地元の模型屋で調達してきました。
今回の製作で使った既製品の部品関係は
・KATO キハ40 2000番台本体
TOMIX キハ58,28用密自連形TNカプラー (先頭用)
GREENMAX キハ200用クーラー
BONA-FIDE-PRODUCT 暖地型タイフォンカバー

ぐらいですね。あとは、プラ板、プラ材、真ちゅう線、パテ各種による切った!貼った!削った!です。

とりあえず資料集めを。さいわい地元の車両なのでにらめっこできる機会は多いのでじっくり形を把握します。なんの部品なのかわからないものも取りあえず形を再現しようと。
九州車両の特徴だそうですが、手始めに屋根のベンチレーターを撤去してプラ材をつめ平らにします。
A.展望窓部分の切り抜き。天井や床の厚みが気になるので展望窓から見える部分は薄くしました。サイドの窓枠と屋根の雨水よけ(?)を追加。展望窓の間に注水口らしきコックがあるのでそれを製作。展望窓右上に車外スピーカーを製作。

B.プラ板からロングベンチレーターを製作。

C.実車の140-2066のキハ200用クーラーは屋根より少し浮いて取り付けてあるのでプラ板で調整し少し浮かして取り付けることによりそこを再現しあります。

D.側面のルーバーは一番大きな1ケ所だけを残してそれ以外はパテで埋めて平にします。給油口とトイレ窓も埋めちゃいます。
乗務員ドアの左の灰色になってる部分など、塞ぎ板がなくなって平たくなっちょるとこが数カ所あります。それらの板を削りとって平たくします。

E.水タンクです。上の塞ぎいたの位置が左右逆なので正しい位置に。手前のベンチレーター撤去後に板がかぶせてありますのでそれを再現。140-2066の水タンクは土台のようなものにのっかっているので、水タンクの下回りに薄いプラ板を貼ってそれを再現。あとは手すりを真ちゅう線で製作しました。

F.屋根パーツとボディ屋根の部分の境界線はツライチなのでパテで埋めちゃいます。無線アンテナ下部から出ているコードも貼付けておきます。

G.水タンク逆サイドには大きな塞ぎ板があります。厚さが異なる2枚が微妙にずれて貼り合わされておりなおかつ屋根より板一枚分ほど隙間が空いて少し浮いて取り付けてあります。
実車は排気管が飛び出していますのでランナーのばし棒を切ってピンバイスで穴を開けて再現。
前面のディティール完成。タイフォンカバーはBONAの既製品。こちらサイドにはホロはついておらず枠だけなので、元々付属しているホロパーツの取り付穴を埋めた後に、枠をプラ板で製作。ちなみに前面にも削り取るべきふさぎ板があります。左のタイフォンとホロ枠の間あたりですね。

撮影した資料写真をみながらインレタの元データをMacで作成します。
作るのは仕事柄慣れているのですが模型サイズに合わせての大きさ調整がもう模型と精密定規との格闘でした。これを印刷用の最終稿にまで作り上げてます。
 さすがに家ではセッター出力はむりなのでそこは某業者に入稿してインレタ紙への印刷まで頼みました。

展望席スペースも作ってみました。03.jpg